こんにちは。エレキギターにはストラトキャスターというタイプがあります。
この種類は初心者からプロからまで幅広く使われているタイプのギターで間違いなくエレキギターで一番人気のある機種だと思います。たいていの方はレスポールは所有したことはなくても,ストラトキャスターは所有していたことがあるという方が多いと思います。
ストラトキャスターの電装関係
まずストラトキャスターの電装関係は以下の通りとなっています。
・シングルピックアップが3基
・ピックアップセレクターも5段階で切り替えることができます。
・ボリュームは1つで,トーンが2つ
※最近ではハムバッカーがついていたり,トーンが1つのものもあります。
ピックアップが3基ついていることで,5つの音色を出すことができます。特に,「リアピックアップ+センター」、「フロントピックアップ+センター」のトーンをハーフトーンといい,透き通ったきれいな音を出すことができます。これはクリーンなアルペジオはもちろんカッティングまで幅広く使うことができます。ジャズギタリストのWayne Krantzは基本的にこのハーフトーンを使ってリードプレイも行っています。
ストラトキャスターのボリュームポットは,他のギターと比べてかなり弦に近い部分にあり,演奏をしながら細やかなボリュームの調整をすることが可能です。この点はレスポールと違って大きなアドバンテージになっていると思います。この点があるからストラトキャスターを使うという方も多いと思います。
ボリュームはレスポールと違って一つのみですが,上記の理由によりむしろ1つだけの方が使いやすいと思います。
レギュラースケール(648mm)採用、トレモロアームもある
ストラトキャスターのネックの長さは,レギュラースケール(648mm)で他の種類のギターよりもハリのある音を出すことができます。ブルース系のギタリストでストラトキャスターを使う方が多いのはその理由もあると思います。
レギュラースケールですと,他のスケールの短いギターよりもチューニングが安定する利点があります。スケールが長いとテンションが強くなりその分安定した音程を出すことができるのです。
ただ,テンションが強い分,チョーキング(ベンド)が少しきつくなります。例えば1音半,音を上げるのも慣れていない方にとってはきついかもしれません。
ストラトキャスターにはトレモロアームがついています。このアームを使って,独創的な演奏ができるのも人気の一つだと思います。ギターはフレットがあるおかげで正確な音程を簡単に出すことができますが,アームを使うことで微妙な音程やニュアンスを演出することができます。ストラトキャスターでアームを使っている奏者はジェフ・ベックやスコットヘンダーソンがいます。
私はフェンダーのストラトキャスターとギブソンのレスポールを保有しています。自分のライブなどでよく使うギターはレスポールの方ですが,楽器としてどちらが素晴らしいかと聞かれたら間違いなくストラトキャスターと答えます。
初めて買うならどちらがいいかと聞かれたらストラトキャスターをお勧めしたくなります。
素晴らしい楽器ですのでぜひお試しください。
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